2007年06月30日

集中講義

 先週の1週間は、前期(夏季休暇中)の集中講義に関わる
履修変更の受付期間でした。集中講義は9月にも結構あるので、
勤務の都合上履修が出来ないケースがあるので、開講予定を
見ないと履修届けが出せません。

 昨年度、同じコースの同期の多くが履修した講義を、私は
別の科目を選んだので履修できませんでした。今年度、
サテライトで集中講義が開講されて、日程的にも履修可能
だったので、履修変更届けを出しました。

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 早速、教科書を買い求めました。シラバスを見たときは、
これが本の名前だとは思わなかったです。でも、本の名前
なんです。「本当にわかりやすい すごく大切なことが
書いてある ごく初歩の統計の本」が正式の書籍の名前。

 私自身、解析学は必要もあって勉強しましたが、統計は
しっかりと勉強したことがありません。そして心理学が
量的な処理のために統計が必須というのも入学後に知り
ました。

 最近、線形代数学も勉強したいなあ〜と思っています。
でも、だんだんと難しい数学の世界に入り込めなくなって
きている自分を感じます。
posted by student at 19:33| 日記

2007年06月29日

鄭 成功(てい せいこう)

 昨晩、帰りの電車がJR神戸線の須磨駅で快速待ち。
私の最寄り駅の垂水は、快速に乗り換えると次なので、
須磨駅でホームに出て快速が来るのを待ちました。

 須磨駅は、須磨海岸の砂浜に直結している駅で、電車の
ドアが開くと潮の香りが漂ってきます。ホームに下りると
更に強く潮の香りが鼻に飛び込んできます。

 反対側の上りのホームにも快速待ちの普通電車が停まって
いました。京都行き…、「須磨」の案内板と電車の行き先
表示のコントラストが面白くて、デジカメを取り出しました。
 
.

 比較文化論の授業は今日から3人目の先生です。履修者は
私ひとりなので、それぞれ御専門が違う3人の先生方から
個人授業が受けられる「贅沢」です。

 3人目の先生は、東アジアの歴史が御専門で、今日は鄭 成功
(てい せいこう)という人物の話を聞きました。

 鄭 成功は、一時、台湾を統治した日本で生まれた人物です。
父親は、私貿易を行う中国人で、表向きは貿易商ですが、
倭寇という裏の貌を持つ倭寇(後期倭寇)で、1621年に
松浦藩の平戸に移り住み、日本人と結婚して生まれたのが
鄭成功で、幼名は福松という日本名を持っています。

7歳の時に父親が台湾に移り、清に滅ぼされた明の亡命政権の
抵抗運動に加わり、1658年には17万5千の軍を興して
南京を目指したが、天候の災いもあって失敗に終わり、勢力を
立て直す為に、当時オランダが支配していた台湾に向かって、
オランダの支配から台湾を解放して統治。

 台湾の歴史は、1624〜1661年 オランダの台湾支配
        1661〜1683年 鄭 成功の台湾統治
        1683〜1895年 清が統治
        1895〜1945年 日本が統治
        1945〜      中華民国

 現在では、鄭成功の評価は、政治的な意味合いから、むしろ
中華人民共和国での評価が高いようで、オランダに支配された
台湾を解放した英雄のような扱いだそうです。逆にオランダ
では、鄭成功の評価は海賊でしかないそうです。

 私が興味を持ったのは、江戸幕府樹立後、鎖国の政策が進む
中で、松浦藩が後期倭寇と与していたことと、鄭成功が日本で
生まれて、その後滅亡した明の政権の為の軍を興したり、
オランダ支配下の台湾を解放したり、東アジアの歴史に無関係
ではなかったことです。

 鄭成功は、明の亡命政権の隆武帝と父親に引き合わされて、
気に入られて、国姓の「朱」を貰っており、国姓爺
(こくせいや)と呼ばれていたそうですが、近松門左衛門の
人形浄瑠璃作品である『国性爺合戦』は、鄭成功がモデル
だそうで、清に滅ぼされた明の復興を最後まで願っていた
鄭成功の心情が、日本人の心に響いたようです。鄭成功が
日本人の母を持って日本で生まれであったこともあってか、
近松のこの作品が当時17ヶ月のロングランになって歌舞伎化
にされたり、読本として出版されたりして大人気になったよう
です。


posted by student at 23:56| 日記

2007年06月28日

神戸・三宮

 「センス」に関するアンケート調査のデータ処理で、
何だか多忙な毎日が続いています。買ったばかりの電子辞書
は大活躍です。量的なデータ処理・統計処理と、質的なデータ
処理のハイブリッドなので、なんだか頭を使います。

 朝、7時過ぎに勤務校に入って5時まで。その後は、
週4日は神戸サテライトで授業や研究指導を受けて、
帰宅して汗びっしょりの身体に、熱いシャワーとビール、
それと焼酎を飲むと、朝まで熟睡。…そんな毎日です。

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 今日は午後から出張で、三宮に立ち寄って、久し振りに
三宮の街を歩きました。

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 ハーバーランドに以前あったLOFTが今は三宮に進出
しています。赤いカードの丸井も、三宮に進出しています。

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会場都市・ポートアイランドへの新交通システムの
ポートライナーに乗ったのも久し振りです。

 
posted by student at 21:26| 日記

2007年06月27日

 駅、英語のステーション(station)には、「持ち場」とか
「受け持ち範囲」、「部署」や「局」というような意味が
ありますが、駅(えき)というと鉄道・電車の停車場としての
駅のイメージが強いです。

 毎日のように利用しているJR神戸線の灘駅は趣がある
レトロな駅です。

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階段はきしみますし、車椅子での利用は不便で、エレベータも
エスカレータもありません。「敷居の高い」駅です。

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 近いうちに生まれ変わる駅ですが、でも、なんだか工事が
始まりません。しばらくは、このままなのかもしれません。

 帰路、垂水駅で、アナウンスが繰り返しありました。事故
の為、電車に遅延が生じて、並行して走る山陽電車への
振り替え輸送の案内の放送がありました。



 JRのホームに一旦入った人が、振り替え輸送を利用する
には、自動改札が使えないので、有人の改札に長い列が出来て
いました。山陽の改札も同じで、長い列が・・・

 駅、人の集まる処…、なんだか、そんなことを実感した
ひとときでした。
posted by student at 01:00| 日記

2007年06月26日

ことば

 一昨年に買った電子辞書は、英語の辞書が充実して、英和
辞典が2種類、英英辞典も2種類、そして英語のシソーラス
(類語辞典)も2種類入ったスグレモノで、何かと重宝して
いました。

 「センス」の研究をするようになって、「ことば」の意味の
「広がり」や「奥行き」、また他の「ことば」との「重なり」
に関して、いろいろ調べることが多くなり、日本語の「ことば」
に特化した辞書が欲しいなあ〜と感じるようになっていました。

 いろいろな電子辞書を比較して、結局、この電子辞書を
買い足しました。

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 日本語に関しては、広辞苑と、大修館の明鏡国語辞典、
そして同じく大修館の日本語大シソーラスが入っています。

 何よりブルタニカの百科事典が入っているのも決め手に
なりました。旺文社の全訳古語辞典も入っており、学研の
漢和辞典である「漢字源」もあるので、これ一台で、日本語に
関しては、「ことば」をいろいろな角度から調べることが
出来ます。

 早速、「センス」を日本語大シソーラスで検索しました。

美醜、醜美、妍醜(けんしゅう)、妍蚩(けんし);
味(あじ)、センス、趣味 → 粋;
【関連語】あやふや人形

 辞書の説明を読んでいると、「ことば」の豊かさを感じます。
独特のニュアンスや言い回しは、時によっては回りくどく、また
わかりにくいこともありますが、でも、心に響く味わいを
伝えるのも“妙なる「ことば」の響き”ではないかなあ〜と
思います。

「楽しむ」と「愉しむ」、「寿司」と「鮨」、「顔」と「貌」、
「青い」と「蒼い」、「生きる」と「活きる」…

 
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2007年06月25日

オルフのリズム教育 アフォーダンス

昨日の日曜は雨でした。

 梅雨の一日、朝から雨が降り続いていました。
雨模様の海峡の風景は、しっとりとして、違った 貌を
見せてくれました。

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 この時期、快晴ならば、夏至の紫外線たっぷりの
陽光が 海峡を照りつけて、コントラストの高い風景が
繰り広げ られるのですが、今日の淡路の島影は、雲に
包まれて ぼんやりと海に浮かんでいました。明石海峡大橋の
300mの主塔の上部は、雲の中です。

雨に濡れた海峡の風景が、濡れそぼつ「しっとり」した
ものを感じます。海峡全体が、落ち着いた、大パノラマの
水墨画を見ているようでした。

 大蔵海岸では、結構激しい雨の中で、合羽に身を包んで
釣り糸を垂らす姿がたくんさん並んでいました。なんだか
「気合が入っている」ようにも見えますし、 また「風流」
のようにも感じました。

 夏が過ぎた9月の雨は、涼しさと寂しさを感じますが、
この時期の雨は、暑さの中にも、艶やかさを感じるような
気がします。

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 このような天候の日には、艶のあるギターの音色を
聞くのが好きで、スパニッシュ・ギターのCDを車で
掛けていました。大阪で買った廉価な輸入版ですが、
気に入っています。BGM風にして時々聞いています。



 幼年教育の授業は、C.オルフのリズム教育を扱っています。
音楽の3要素の「リズム」「メロディー」「ハーモニー」の
一番プリミティヴな「リズム」を元にして、オスティナートに
よる身体の動きとしてのリズムです。

 実際に、オルフ楽器や、ラテン系の楽器を用いて、即興的に
演奏をしました。

 これは、オルフの曲、全員で演奏したものです。


(一度クリックして選択、もう一度クリックして再生)

 リズムというのは、音楽の世界へのアフォーダンスでも
あるのかなあ〜と思いました。リズムは、他者や集団における
相互のコミュニケーションの基底なのかもしれません。

 教室でオルフ楽器を私自身も演奏しながら、「リズムに乗る」
ということは、リズムを通して心を開放している状態でも
あるように感じました。
posted by student at 01:00| 日記

2007年06月24日

ハマータウンの野郎ども

 教育社会学の授業で、階層間移動の話題の折に取り上げら
れたポール・ウィルスの「ハマータウンの野郎ども」を購入
しました。職場の大先輩からいただいた図書カードを使わせて
いただきました。

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 当時のイギリスでは初等教育が終わった段階で、
「イレブン・プラス」(11歳試験)という試験を受けて、
進学する中等教育が決まったそうです。この試験で学業成績が
優秀な生徒は「グラマー・スクール」に入学し、それに次ぐ
成績の生徒は「テクニカル・スクール」。そして残りは、
「モダン・スクール」に入りますが、この著書は、この
「モダン・スクール」での、エスノメソドロジーを元に
したものです。

 ちくま学芸文庫の表紙には「学校への反抗・労働への順応」
という文字があり、学校文化にコミットするというよりも、
むしろ学校文化へのアイロニーが前面に出ている現状を克明に
記録した本です。まだ、序章を読み始めたばかりですが、
原文には、かなりスラング(俗語)が多いようです。

 今の日本では、高等学校にアナロジーがあるように感じます。
公立中学校では、学区制が基本で、地域間格差はありますが
「グラマー・スクール対モダン・スクール」のような構図は
存在しないのに対して、公立高校では、地域内での学校間格差
が存在し、この「ハマータウンの野郎ども」を彷彿するような
状況は存在するように思います。

 現在のイギリスの教育制度には「モダン・スクール」はなく、
「コンプリヘンシブ・スクール」(総合制中学校)と私立の
「シニア・スクール」の2本立てになっています。一部、
グラマー・スクールは残っているようですが…

 その結果、優秀な労働者階級の生徒が、高等教育機関への
進学の道が狭くなったという指摘もありますし、総じて
「コンプリヘンシブ・スクール」の質が低下したとも言わ
れているようです。

 「個に応じた教育」、「教育の平等」、「教育のチャンス」、
「基礎学力の保障」…それぞれ大切なことですが、ともすれば
互いに相反することも多いように思います。これは、アンカー
であるひとりひとりの教員の問題意識や力量を超えた部分、
教育委員会の問題意識や力量になると思います。国の政策の
枠組みの中で、如何にするかは・

posted by student at 07:54| 日記

2007年06月23日

異類婚姻譚 & 明石の鯛

 神戸の夏至は、雨の一日でした。
帰路、垂水駅を降りて、帰宅後の熱いシャワーの後の
酒の肴が安くなっていないかなあ〜と、駅前のジャスコ
に立ち寄ったのが9時過ぎ。鮮魚売り場に直行すると
「垂水漁港水揚げ」と書かれた天然鯛に半額のシールが、
思わず買ってしまいました。ほんとうは、お刺身でも・と
思っていたのですが・

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 我が街・神戸の垂水の前に広がる海は明石海峡です。
海峡の向こうには淡路島が横たわっており、神戸市に
編入される前は、播磨の国に属する明石郡垂水村ですから
「垂水」は明石です。明石海峡は、タコや鯛が有名で
明石焼き(たこ焼き系)は全国区並みの人気がある食べ物
ですし、明石の鯛も関西ではブランド商品です。

 私は結構、地産地消派で、LOHASに共感する部分
が大きく地元志向。お米も「兵庫米」に惹かれますし、
JA直販店の野菜のファンですし、地元の山田錦のお酒
に手が伸びます。白鶴、菊正宗、福寿etcの灘の酒が
好きで、近くの鮨屋では、「地物」の天然鯛や活き蛸を、
少々値が張りますが、ついつい注文してしまいます。

 結局、明石鯛を衝動買いしてしまったのですが、
シャワーの後の酒の肴にはならず、冷蔵庫に。今日の
晩御飯で美味しく召し上がりました!



 神戸サテライトでの文化比較論の授業の、2人目の
先生の最後の授業のテーマは異類婚姻譚(いるい
こんいんたん)です。古代においては、動物と人間の
隔壁が明確ではなく、かなり自然な形での異類婚姻譚が
語り伝えられていたようです。近代化から距離を置い
ているマイノリティーの民族の間では、まだ、この形の
自然な形での異類婚姻譚が語り伝えられているようです。

 ヨーロッパにおいては、キリスト教の伝来によって、
いわゆる土着の伝承・民話は、一神教の影響で「異類婚」が
、人間と動物との間だと思われても、実は、人間であり
ながら魔法によって動物の姿を強いられていた者が、
人間の愛情によって魔法を解かれて、元の人間の姿に
戻ってから人間と結婚するタイプの話が多いみたいです。

 それに対して日本では、動物そのものと結婚するする
タイプの話と共に、動物であるために、拒否したり、
殺したり、或いは離婚したりしているケースもあり、
人間と動物との隔壁が明確な場合が多いようです。日本では
仏教が伝来した後も、土着の宗教である「神社信仰」が
排斥されたわけではなく、仏教伝来直後から神仏習合が
始まっていたようであり、その土地土地の伝承や民話が、
お寺や神社を介して語り伝えられた部分も大きいように
感じます。

 神戸近辺にも、それぞれの地で、いろいろな伝承が語り
継がれています。地名の由来であったりして、現在に
その痕跡を残していたり、それらを、ひとつひとつ探り
たいなあ〜と思います。

posted by student at 20:54| 日記

2007年06月22日

真夏の夜の夢

 1年で一番長い日、今日は夏至です。

 夏至に聞く曲、それはメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」
です。その中の結婚行進曲は有名な曲です。

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 ヨーロッパには夏至に妖精の力が強まり、祝祭が催される
という言い伝えがあるそうです。

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 「A Midsummer Night's Dream 」の"Midsummer Night"を
坪内逍遥は「真夏の夜」と訳しましたが、実際には夏至の夜
のことで、今では「夏の夜」という表現が多いですが、でも
私には「真夏の夜の夢」が落ち着きます。



 ここ数日、寝室でエアコンを掛けるようになりました。
夜帰宅すると、真っ先に熱いシャワーを浴びて汗を流して
います。

 もう真夏が始まっています!


posted by student at 01:00| 日記

2007年06月21日

美しいと感じる光景

 昨日の朝6時ぐらいの神戸の西の端・垂水の上空です。
明石海峡大橋が、住宅の向こうに見えます。

梅雨のこの時期、不安定な天候が続いています。
この後、空は雲で覆われて、雨になるかと思った
のですが、結局、快晴に向かって、午後からは
雲ひとつない空が夕方まで…

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 夏至に近いこの時期は、神戸サテライトに入る時間でも
まだ昼間の明るさと暑さが残っています。そして授業が
終わってサテライトの建物から出ると…

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ハーバーランドの夜景、建造物と照明とで
築き上げられた人工の光景です。

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 自然の風景や、街の人工的な光景。それぞれに
美しさがあるなあ〜と感じた一日でした。




posted by student at 05:55| 日記

2007年06月20日

未明の直下型地震

神戸サテライトの前に、サテライトの宣伝(?)がありました。
またデジカメを取り出して・・・

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 昨晩(6月19日未明)、3時頃に地震があり、地震で
目が覚めました。 布団の中で、揺れるような、ちょっと
異様な感じがして その直後に小刻みな揺れと共に家が
ガタガタしました。

 最初は、家に車がぶつかったのかなあ〜と思ったの
ですが、意識が明確になってラジオのスイッチを入れ
ました。NHKはちょうどニュースをしていましたが、
特に地震情報もなく、ニュースが終わって深夜便は
「山口百恵特集」に。

 結局、ネットで見ると、直下型の地震だったようです。

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もう12年以上前の大地震のフラッシュバックなのか、
しばらく胸騒ぎが収まらず、寝付けないまま夜明けを
迎えて、そのまま出勤しました。

posted by student at 01:00| 日記

2007年06月19日

学校教育と家庭環境

 帰り道、垂水駅のバスターミナルに1番と2番のバスが
並んでいました。なんだか珍しいので、思わずデジカメで
撮影してしまいました。

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 先週の教育社会学の授業を受けてから、ずっと考えています。
前回の授業では、量的な調査結果を用いた、各種の処理データ
を用いた話で、かなり負荷が重かったのですが、その中で
興味深かったのが家庭環境(出身階層)と学歴(学校文化への
コミット)に関する結果です。

(1) 職業と知識水準との機能的関連についての評価差は、
  家庭環境(出身階層)による違いはないが、

  1.学校文化にコミットしている人ほど(学歴が高い程)
  2.世俗的志向の強い人ほど

  大きいようです。つまり、知識水準の点での職業間の
  差異を強く識別する傾向があるようです。

(2) 職業と文化活動の恣意的連関についての評価差は、

  1.出身階層の低い人ほど、(家庭環境)
  2.学校文化へのコミットの低い人ほど(学歴が低い程)
  3.世俗的志向の強い人ほど、

  大きいようです。つまり、文化的活動の点での職業間の
  差異を強く識別する傾向があるようです。

 職業間の差異を「知識水準の点」で識別するか、それとも
「文化的活動の点」で識別するかは、学校文化へのコミットの
高低で分かれるようであり、出身階層の低い人ほど、職業間の
差異を「文化的活動の点」で識別するのも、私には頷ける
ような気がします。

 職業間の差異を「知識水準の点」で識別することって、
現実には、ある程度の”アカデミックさ”を要するという
ことになり、「憧れ」ではなくて、その職業の持つ社会的な
意味や責任をも鑑みているということなんだろうなあ〜と
思いました。

 子どもの、「夢見るような希望職種」と、成人してからの
「現実問題としての希望職種」が大きく変容するのも、
(ちょっと意味が違いますが)そういうことなのかなあ〜と
アナロジーを感じました。
  
posted by student at 00:12| 日記

2007年06月18日

333

 この時期、4年制大学の広告が、電車の中や看板、新聞を
賑わすようになりました。大学の入試が多様化して、一般
入試と推薦入試以外に、特別推薦や指定校推薦、スポーツ
推薦等々が現われて、AO入試も花盛りです。AO入試は
オープンキャンパスの参加が前提にされていたりして、
大学入試の前哨戦がもう始まっています。 

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 我が大学院も、元町駅に大きく広告していました。
試験が8月下旬ですから、あと2ヶ月。

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 コンビニで、「3が3つ」の333円のレシートを貰い
ました。3が3つ並んで、ちょっと嬉しかったです。
posted by student at 01:00| 日記

2007年06月17日

国道28号線と湊川神社

 神戸サテライトの最寄り駅「JR神戸駅」。この駅は
2つの国道に挟まれています。1つは、駅の東側(浜側)の
国道2号線。そして駅の反対側の西側に、国道28号線です。

 この国道28号線は、起点が、神戸駅の北東の高架のガード
下になります。 下の写真が国道28号線と、起点のガード下
です。

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 国道28号線は神戸市と徳島市を 淡路島を経由して結ぶ
国道で、明石海峡と鳴門海峡を渡ります。神戸市内は国道2号線
との重複区間が 多く、JR朝霧駅南の狩口交差点が始点だと
思っていました。

 上の写真のガード下が起点で、大開通りを経て長田神社
の南の大きな交差点を南に下り、 東尻池の交差点で国道
2号線と合流します。 また、湊川神社の西、有馬道交差点
から、 国道428号線(有馬街道)が北に延びて、中国道の
吉川インターまでつながっています。

 地図で確認すると、国道28号線、国道428号線、
国道2号線の接続が、なんだか歪(いびつ)な気が
します。特に、高架のガード下が起点の国道って、
面白いなあ〜と感じます。25年前までは、有馬道
交差点が起点だったようです。

 神戸市内には、国道174号線という、全長わずか
187mの日本一短い国道も存在します。

 どちらも国道2号線が付け替えられた名残のようです。

 明治に入って、新しい日本の首都・東京と新しい港町神戸を
結ぶ鉄道の終着駅・神戸駅が今の場所(正確には、最初は今の
ハーバーランド附近)になったのも明治になって建立された
湊川神社の存在も大きいようです。 神戸駅から数分の位置に
湊川神社があります。上の写真、国道28号線の起点から
西に200mほどの位置に湊川神社はあります。

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今の湊川神社の場所は、水戸の黄門様が、当時は荒れ果てた
楠正成の墓所に石碑を建立したのが起源とされています。
湊川神社の建立は明治5年で、新しいタイプの神社で、
「人を祀る神社」であり、「政府が建てた神社」として
「先駆け」的な存在の神社だそうです。

 この神社の起源をさかのぼれば、日本史の南北朝の時代に
たどり着き、後醍醐天皇の存在が大きいです。そして、この
湊川神社の位置は、楠正成が湊川の戦いで最期の地となった
場所です。

 南北朝の時代は室町時代の初期の混乱と捉えることも
出来ますが、その後「後南朝」として戦国時代まで尾を
引いて、更には、第2次世界大戦後の混乱期に、「熊沢天皇」
として歴史の表舞台に現われます。

posted by student at 07:39| 日記

2007年06月16日

多忙な週末の1日 人殺しイロイロ

  昨日は、多忙な金曜・週末の一日でした。

2週間続いた教育実習が、昨日でピリオド。昨日は二人の
教育実習生の研究授業を参観しました。

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 ひとりは「熱応用」がテーマの授業で、地味な内容
ですが、生徒の興味を惹くような授業展開をしていました。
生徒の質問にも的確に答えていました。

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 もうひとりは「ユニバーサル・デザイン」を扱った授業
でした。しっかりと教材研究をしたようで、ユニバーサル
・デザインの商品を持ち込んで説明していました。私も
「へ〜〜」と関心して聞き入ってしまいました。

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 自分が授業をしていると、生徒のノートをとるペースや
生徒の視線をしっかりとつかめませんが、生徒の授業を
受ける様子もしっかりと見せていただきました。

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 私が担当する教育実習生も最後の授業でした。終了後に
短く指導して、放課後は、検定試験の試験監督でした。

 この3週間ほど放課後に補習を重ねてきた成果が、昨日の
検定試験で結果として出ます。配られた問題用紙にみんな
真剣に取り組んでいました。

教育実習と放課後の補習が昨日で終わり。そのピリオドで
何だか気忙しく時が過ぎたような気がします。



 試験監督が終わって、すぐに神戸サテライトに直行しました。
昨日は比較文化論の授業です。最も印象的なのが「人殺しイロイロ」
でした。これはシェークスピアの生年と没年の語呂だそうで、
「1564年〜1616年」だそうです。英文学がご専門の
先生で、語呂で覚える年号が専門領域に特化しているのに、
妙に関心してしまいました。

 テーマとして「髪の色」を扱うのが最後と言うことで
シェークスピア・ソネットの紹介がありました。14行詩の
ソネットの中で、シェークスピアは、脚韻の踏み方が
ABAB CDCD EFEF GGとなる独特のシェークスピア・ソネット
というものらしいのですが、私は、詩の意味(単語)を追うのが
精一杯で、先生が朗々と読み上げたソネットの脚韻の美しさ
を味わう余裕はなかったです。130番のソネットです。

My mistress' eyes are nothing like the sun;
Coral is far more red than her lips' red:
If snow be white, why then her breasts are dun;
If hairs be wires, black wires grow on her head.
I have seen roses damask'd, red and white,
But no such roses see I in her cheeks;
And in some perfumes is there more delight
Than in the breath that from my mistress reeks.
I love to hear her speak,--yet well I know
That music hath a far more pleasing sound;
I grant I never saw a goddess go,
My mistress when she walks, treads on the ground;
And yet, by heaven, I think my love as rare
As any she belied with false compare.

 ルネッサンス期の当時は、fair typeの女性の美が
主流であり、女性の自然な美しさをシェークスピアが
ソネットの中で詠ったことは、現代的には当たり前ですが、
当時としては、特異とも言えることだったそうです。

4行目で「If hairs be wires, black wires grow
on her head.」と、恋人が黒髪であることをはっきりと
言った上で、 最後のカプレット(ソネットの最後の2行の連句)
では、「私の恋人は黒髪で、自然(普通)であるが、
私には素晴らしい」と締めくくっています。

 古英語では、女性からの男性の恋人を「lover」、
男性から女性の恋人を「love」と表現するのも、この
ソネットに出逢って、はじめて知りました。

posted by student at 05:54| 日記

2007年06月15日

示範授業、教育実習生の研究授業 そして授業

 今日は、「示範授業」と、教育実習生の「研究授業」が
ありました。普段、教育現場の中に居ながら、同僚の先生の
授業を見ることがほとんどありません。今日は2コマの
授業を参観しました。

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 一つは、示範授業、同じ職場の大先輩の先生の授業です。
初任者研修の一環だったのですが、お邪魔して勉強させて
もらいました。澱みない授業展開と板書の美しさに、凄い
なあ〜と感じました。授業内容をしっかり伝えることの
大切さを改めて学んだような気がします。

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 もう1つは教育実習生の「研究授業」、私が6コマの教科
指導をしている実習生です。三角関数を、用意した教材を
用いて説明していました。

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 放課後の補習の準備があったので、教育実習生の「研究授業」
の終了前に教室を後にしたのですが、校長が、ある教室の
廊下側の窓から授業風景を見ていました。私も校長の横で
廊下から授業をちょっと覗かせてもらいました。今年から
いらっしゃった数学の先生が、元気いっぱいの授業をして
いました。黒板に黄色のチョークで丸がしてあったので、
生徒が前に出て書いたようです。こちらの授業も参観した
かったなあと思いました。
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2007年06月14日

夏季・集中講義

 神戸サテライトのエントランス、正面に、「本日の授業と
教室」の表が貼ってあって、休講の案内も 

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 今は、麻疹と抗体検査に関する立て看板があります。

 *

 集中講義の予定が掲示されていました。多くは、嬉野
キャンパスのもので、9月の平日開講の授業は受講でき
ません。

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 神戸サテライトでの開講の集中講義もありますが、嬉野
キャンパスに比べて開講数が少ないです。

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 8月の上旬に開講する授業の中から、1つか2つか集中講義を
取ろうかなあと考えています。勤務は、自宅研修扱いになる
のでしょうか?
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2007年06月13日

垂水割 & 時を忘れて・

 垂水駅西口にあるauショップ、店頭に「垂水割」の
文字がありました。

 「Natsu割 5250円」、「垂水割5250円」
夏に垂水で携帯を契約すれば10500円割引になります!

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 今の携帯電話は、メールのやりとりが出来るのは
当たり前で、携帯向けのホームページサービスも常識。
カメラ付も当然で動画が撮れて、音楽が聞けるのも珍しく
ありません。その上、地上デジタルテレビ放送の「ワンセグ」
という放送を視聴できる機種も多く、試験放送が始まった
デジタルラジオの機能が付いている機種も多いです。

 「携帯電話」が商品としてメインのはずが、なんとなく
機能のひとつというような感じさえ受けます。



 今日の3コマ続きの実習、時を忘れて、3コマ目が終
わっても実習を続けようとしてしまいました。結構生徒が
熱心に取り組んでいたので、時を忘れてしまって…

 なんとなく、もう1時間やりたかったですが、生徒たちは
4時間目に国語の授業が待ち受けています。早々に切り上げて
生徒達を教室に帰しました。
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2007年06月12日

教育実習

 昨日は、教育実習生が授業をしました。科目は、コンピュータ
の実習です。

.

 先週の修論中間発表会の時に、教育実習生の学校現場での
指導に関する研究の報告もありましたが、実際に教育実習生を
指導するわけでもないと(その時は)思っていたのですが、
今週になって実習生が来て、実際にスケジュールを見ると
私が6時間分の授業の教科指導をすることになっていました。
 主指導教諭でもなかったですし、ホームルーム指導でも
ありませんでしたので油断していました。

 先週、コンピュータ実習室で、熱心に教材研究していた
甲斐があり、実習生としてはじめての授業も無事に終了
しました。緊張気味でしたが、声も通って、話すスピードも
ホワイトボードの板書もしっかりしていました。板書の字は、
私よりよりも丁寧で綺麗でした。

 良い先生になって欲しいなあ〜と心から思いました。

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2007年06月11日

ラムチャイ 舞子でランチ

 昨日は、地元でランチしました。舞子は中華料理の店が
結構多く、 バス道沿いや、西舞子駅の駅前商店街沿いに
何軒か あります。

 ラムチャイ、舞子のダイエー近くにあるバス道沿いの
広東料理の店です。私のお気に入りの店です。日曜にも
ランチがあって、エビチリと野菜あんかけを楽しみました。

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 この近くには、ラーメンの大連があって、ここは学生
時代、よく訪れました。ラーメン屋さんも舞子には多い
です。

 移情閣も舞子にあり、所縁があるのかもしれません。
店内は、中華っぽくなくて、どちらかといえばフランス
料理のビストロ風です。なんとなく寛げる空間です。
舞子には、舞子ビラに海蛍という眺めの良い中華料理店
もありますが、ラムチャイは街中の空間です。

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遅いランチだったので、お昼の営業の最後の客でした。
店を出る時には、「準備中」のプレートが掛かっていました。

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